西九州新幹線開業と北陸新幹線の敦賀開業と

開業から1ヵ月半も経って書くのは遅すぎだが、何も書かないわけにもいかないので書いてみる。

実は開業初日にさっそく乗っており、JR完乗を維持していた。

自分はリレーかもめはグリーン車、新幹線かもめは自由席に乗ることにした。(購入時点では普通車指定席はリレーかもめ、かもめともに満席)このようにリレーかもめと新幹線かもめで座席種類が異なる場合でも券売機では迷わずすんなり買えた。

乗ったのは速達タイプのスジ。リレーかもめは振り子の885系で、かもめも諫早のみ停車。1番列車ではないのであまり混雑はないだろうと思っていたが指定席はかもめもリレーかもめも満席。そういう場合でも自由席は空いてるだろうと、現地につくまでは楽観視していた(2004年の九州新幹線新八代鹿児島中央開業の際はそうだった)のだが、乗ってみたらかもめの自由席のデッキまでぎっしり。というかこれだけリレーかもめに乗れてたのか?

リレーかもめも乗降手間取りや行き違い待ちでやや遅れ、武雄温泉の対面乗り継ぎ(3分)も乗り降りに時間がかかり、かもめの長崎到着も10分ほど遅れていた。

九州新幹線新八代開業時と比べて西九州新幹線で混雑が目立つのはコロナ禍でやや少なめの本数での開業になった(が、開業時にはかなり需要が回復してきた)影響だろうか?

当日長崎市内はお祭り騒ぎで、路面電車も超満員。ブルーインパルス飛行の影響もあったようだ。

その開業日のお祭りも含む、開業1ヵ月の利用実績が出たが、コロナ禍前のかもめと比べて100%の利用。コロナ禍で今年の全体の需要が60~80%(80%近くになってきたのも最近のこと)がベースになっている現状では増えていることは増えていると言える。何事もなければコロナ禍前の在来線比130%くらいを目標にしていたのではないだろうか。それ以上増えても今度はリレーかもめで運びきれないし。(中には通常のみどりやハウステンボスを兼用するリレーかもめもあるので、全員新幹線リレー客というわけにもいかない。)10月には全国旅行支援もはじまり、土曜の朝の下りなど満席も見られるようだ。

あと、JR九州管内では(西日本もそうだけど)みどりの窓口の縮小の影響も感じられた。券売機だって台数が十分ではないようだ。

この様子を見てると、2024年春の北陸新幹線敦賀開業はどうなんだろうと心配になるところもある。コロナ禍が落ち着いて需要が95%くらいに回復してるとしても在来線時代の30~40%利用は増えるだろうし、そうなると在来線側も12両編成で毎時2~3往復は確実で、敦賀では上下移動ありで5分接続を目指すというけど遅れを吸収するバッファを見込んでももう少し余裕が必要ではないかと思う。(武雄温泉の3分も混んでると無理)編成が長い分、在来線と新幹線で号車が離れると大変だし動線が錯綜するおそれもある。