ワイモバイル新プラン

www.softbank.jp

月々の「ギガ」は増えたものの客単価は上がる新プラン。

このシンプル2 MをライバルのUQモバイルの「コミコミプラン」(20GB 3278円 通話準定額つき)と比べると定価では圧倒的に高く、もはやワイモバイルは視野から消えた。割引がきけば悪くないプランだけど。

ワイモバイルは元々そういうプランだったがこの流れがahamoやLINEMOのようなオンラインプランに及ばないか不安なところ。

これも楽天モバイルが敵ではないとナメられてるってことだよな。楽天がんばれ(笑)

阪急のなにわ筋線運行計画を考える

www.sankei.com

阪急のなにわ筋線乗り入れについてまた記事が出た。今回は産経発だがその後各社後追い報道が出ており、現時点で阪急にこのような乗り入れ意向があるのは事実であろう。

阪急新大阪から十三を経由してなにわ筋線直通は急行(JR乗り入れとしたらそこでは快速だが)が毎時6本で、南海、JRどっちのルートもあるとのこと。

一方で日経はこんな記事が。

www.nikkei.com

この日経の記事は後追いだけあって冷静(?)で、JR乗り入れやその他のことも確定したわけではないとなっている。阪急の広報から決まったことはまだありませんので、と言われたのかも。

これまでも阪急のなにわ筋連絡線や新大阪連絡線についてはたびたび記事になっている。阪急の狭軌車両は南海車ベースで管理も南海に委託するというのは初出の情報ではない。今回も新情報は少ないのだがその少ないながら重要なことは「阪急ルートは急行(JRでは快速)中心の運行となる」ということ。

また春頃こんな記事があった。

www.sankei.com

この記事には「大阪―新大阪間はJRの路線を使用させてもらう方向で話し合いを進めている。特急を走らせる計画だ」とある。

このことから大阪(地下ホーム)から新大阪まで特急(はるか、ラピート)はJRルートで、急行が阪急ルートと分担するのだろう。

特急は1分1秒を急ぐからロスのないJRルート、一方で急行は空港需要だけでなく短距離の地域需要もあるので十三経由で阪急各路線と難波、堺などの需要、あるいは阪急各線から新大阪への需要にこたえることになるのだろう。1時間に6本なら十三で阪急各線との接続も良いので利用しやすい。もしそうなら南海ルート4本、JRルート2本でJRルートは大阪駅折り返しも入って現行通りの快速4本になるのだろうか。

1つ気になるのは車両使用料の相殺のために「南海車ベースの阪急車両」が登場するのは報道通りあるとして、もしJR快速も阪急に乗り入れるなら「JR車ベースの阪急車両」も必要なのではないだろうか。阪和線は(特急以外は)現状223系または225系で統一されており、今後のホームドアの普及を考えると4ドア車は入れたくないはず。さまざまなドア配置に対応したホームドアもあるけど、開閉速度やコストの問題もあるからどの駅にも入れるわけにはいかないだろう。

また運賃や特急料金も新大阪側はJRルートと阪急ルート、関西空港側ではJRルートと南海ルートで差がつかないように調整しないと安い方しか利用されない。特に運賃面はそれが決まらないことには収入が読めず投資もできないので、実際はあらかた決まってるんだろうけど。

まあそれ以前に「本当に2031年に阪急ルートが間に合うのか」というのが最大の問題。なにわ筋線本体は大阪駅が今年すでにできており、JR難波もとっくの昔にできている。それに対し阪急ルートはまだ環境アセスメント、住民への説明なども何もしてないわけで。今後2024年問題もあり突貫工事もできない。既存路線や用地の地下を通るので用地買収はあまり苦労しないかもしれないが工事はどうするんだろう。

【2023/12/17追記】

その後2023/12/12付で日経からJRも阪急新大阪乗り入れの報道があった。

www.nikkei.com

SNSでは結構話題になって驚いている人もいたけど、すべて既報の範囲で目新しい情報は特になかった。夏の上記報道の信憑性(と阪急の本気度?)が少し上がった程度。

なにわ筋線も関空アクセス需要と阪和線や南海沿線需要だけでは採算が厳しいので阪急沿線から中之島や西本町への需要も取り込まないといけないということだろう。

 

Apple Pay ICOCA登場

今年登場との予告はあったものの具体的な日時は予告されていなかったiOSにおけるApple Pay版ICOCA(モバイルICOCAという名称ではない)が本日朝いきなり登場した。

朝早速インストールと思ったらすでにAndroid版を入れていたためiPhoneに入れることができなかった。1つのWESTER IDにつきICOCAは1つの制約があるらしい。

帰ってからAndorid上で機種変更の操作をし、続いてiPhone上で受け取りの操作をすることですんなりと移行(残高はもともとなかったけど)できた。紐づいているクレジットカード(J-WESTカード)の情報もそのまま移行されていた。

じっくり見たわけではないけどアプリの操作性や機能はAndroidApple版もほぼ同じと思われる。

Apple Pay版に限らずAndroid版も含めて、先輩のSuicaアプリと比べて機能的にはすっきりしており、使い勝手はICOCAのほうが良いのかもしれないけど、特急のチケットレス利用時やポイント管理ではWESTERアプリも別途必要で、ICOCAアプリ1つでなんでもできるというわけではない。このへんは統合してMaaSアプリ化したほうがいいと思うけど。

このiPhoneにはSuicaも入っており、今後Suicaを消化したらICOCAメインで行くかどうか。J-WESTのチャージ時のポイントが今はVIEWカードからSuicaへのそれと同じ1.5%なので常用の座をICOCAにしてもよいと思う。

Macbook Air (M2 2022)購入

現時点で最新の2022年モデルのMacbook Airを買った。Macを買うのはほぼ8年ぶりでMac mini以来。ノート型は2011版のMacbook Air以来。

購入の動機はこれから夏に向けて熱くならないパソコンが欲しかったこと。今まで自宅PCとして使っていたのは2020年購入のHPのノートPCで、安くて十分な性能ときれいなディスプレイで満足していたのだが夏場はファンが回ってうるさいし寝転んで腹の上において使うには熱い。

タブレットとしてiPad Pro 2018 11インチも持ってて今なお十分な性能ではあるけどもう少し大きくて快適な動作の端末が欲しくなった。これも使ってると結構熱を持ちクロックダウンしたり画面が暗くなったりする。

いろいろ検討したがM2搭載のMacbook Airがよいだろうという結論になった。去年発売当時欲しかったけど高いので見送っていたのだが今頃になってまた欲しくなった。15インチ版が近々出るとの情報もあるがそれは大きすぎるし高いだろうから13インチでよかろうという結論に。

ちょうどApple認定の整備品(新品と同じ保証のある新古品的なもの)が新品より2万円安く出てたのでそれにした。それでも20万円近い。M2のMacbook Airはストレージが256GBのものは読み書き速度が遅いという評価だったので512GB版にした。容量はそんなにいらないけど。

M2 Macbook Airを使ってみての感想は「こんなことなら去年発売時にすぐ買っておくんだった」M2の低消費電力のおかげで腹の上に置いてても熱くないし、もともとファンレスだから音もしない。だからサブスク系サービスで動画見るにも便利。今までのノートPCではファンの回る音が動画視聴の邪魔になるというのが購入の最大の動機だったのでこの時点で満足。

性能も素晴らしくWeb表示も通信速度が速くなったかのように(Wi-Fi6対応なので速いことは速いけど他の機種とそんなに違いがあるわけではない)さっと表示され、トラックパッドジェスチャーでの進む、戻るも便利で反応も良い。昔のMacbook Airはあまりディスプレイの画質よくなかったけど今のはとてもきれい。

またヘッドフォン端子の音声出力もなかなか良くて96kHzまでだがハイレゾも対応。パワーも十分ある。

あと思ったより良かったのが一部のiOSアプリも使えることで、Macの弱点だったメディア再生用アプリにiOS用が使えることで一気に便利になった。MacWindowsのようにフォルダ内の画像を連続表示するアプリすら(全くないわけではないけど)ろくに選択肢がなかったのだがiOS用のnPlayer入れたら一気に解決。nPlayerでNAS内の動画ファイルも各種見れる。テレビ録画の視聴もtorneモバイルでnasneを利用したり、Dixim Play UでDIGAを利用することもできる。

サブスクやクラウドの時代なのでWindowsだろうがMacだろうがあまり違いを考えずデータ移行も特に必要なくすんなり環境移行できる。iPhoneiPadと同じApple IDでログインすると音楽はApple Musicで、写真もiCloudで同期され、即使うことができる。ローカルデータもNASにあるので移行の手間はない。

よく利用するサブスクやクラウドiOS向けには専用アプリがあるけどMacにはないことが多いので(これらはiOS版アプリが使えないことが多い)ブラウザ版を利用することになるが、そこはSafariではなくEdgeやChromeで擬似アプリ化して、エイリアスをデスクトップに置いてさっと開けるようにすると便利。

MaciPadの違いとして画面上のアプリ配置が柔軟なのがMacのメリットで、寝転んで動画見ながらWebも見るというマルチタスク的な動作はしやすくなった。iPadでもピクチャーインピクチャーやスプリットビュー、ステージマネージャである程度できるけどサイズや位置が限られていた。それも今回Macにした理由。

UQ mobile 新料金プラン登場

news.kddi.com

UQ mobileがほぼ2年ぶりに新料金プランを発表した。

これまでのくりこしプランはなかなかよくできていて、あまり無駄になるところがなく料金を払うのに納得感が高そうなプランだった。いや、契約してるわけではないのだけど。

今度は「コミコミプラン」は良いのだが「トクトクプラン」と「ミニミニプラン」が意味不明で、自宅で指定の光回線かケーブルテレビまたはWiMAXとセットとか家族とのセットでない限り全く意味のないプランである。割引が満額適用されてようやく検討の余地があるというもの。

また25GB以上のプランもなくなり、そのへんはもうauの使い放題MAXに誘導したいのだろう。

明らかに「コミコミプラン」が本命で「トクトクプラン」「ミニミニプラン」はあまり熱心に推すことはないのだろう。

コミコミプランは対楽天モバイルとワイモバイルとahamoを兼ねたようなプランで、それらと戦う上ではまあよくできたプランではある。

楽天モバイルとしては同額で、使用可能な「ギガ」は楽天は無制限なのに対しUQは20GBと差がある。とはいえ20GB以内におさまるなら快適に使えるのは確実にUQなので同額という強気な値段で勝負できるわけである。

対ワイモバイルとしては今までは500円ほど(ワイモバイルのシンプルMとくりこしプランMの比較)UQが安かったのだがコミコミプランはワイモバイルのシンプルMと同額になる。ただUQのほうが5GB多くて10分以内の話し放題もついてるのでUQに価格競争力はあるだろう。

対ahamoとしてもUQが若干高いが話し放題の時間が10分か5分かの違いがあるしahamoでは金を積んでもつけられない留守電もあるのでこれもUQに価格競争力はある。それに今のドコモはahamoも含めてネットワーク品質がガタ落ちなのでここも強気に出れる。

従来のくりこしプランにあった節約モードがコミコミプランにはないという違いもある。

KDDIとしては節約派にはpovoを推奨し、UQは「コミコミプラン」中心に行くのだろう。そのpovoは365日以内に120GBが20,000円(MNPだと8000円分還元なので実質月1000円)というトッピングを期間限定で出した。これはその期間内に契約できるならUQの従来プラン以上の神プラン。これに限らずpovoはお得な期間限定トッピングが出ることがある。

MNPワンストップ化もあるのでワイモバイルやahamoも対抗するかもしれないけど、「UQが実質値上げするならうちも」と、2021年の値下げ合戦とは真逆の動きがあるかもしれない。

Rakuten 最強プラン

network.mobile.rakuten.co.jp

楽天モバイルが自社エリアを整備するまでのKDDIローミング(パートナーエリア)は順次縮小していくということだったが、5月11日に新たな協定が発表され、これまでとは一転して積極活用とまではいかないにしてもローミングを維持してエリアによっては補完に使うという。

そうなるとKDDI電波(4GのプラチナバンドであるBand 18)につながる確率が上がるので従来の5GB上限では足りないので、料金見直しも必要になるだろうなと思った。楽天モバイルはまだまだ赤字続きで少しでも売り上げを増やしたいだろうから、1000円くらいの有料でKDDIローミング時の「ギガ」アップをするんじゃないかと予想した。

そして5月12日に新プラン Rakuten 最強プランが発表。値段据え置きでKDDIエリアの使用も含めて無制限。これは予想以上だった。

KDDIの場合、スマホ向きプランでは、テザリングも含めた無制限はpovoの24時間使い放題トッピングを毎日(実際は毎日でなくてもよいようだが)使い続ける以外にはなく。auで一番高い使い放題MAX ALL STARパックでもテザリングは80GB制限がある。

つまりKDDIとしては自社でも事実上存在しないテザリング無制限を他社には開放したわけで、いったい楽天とどういう契約をしたのか気になるところ。

KDDIとしたら、今秋に楽天が獲得確実な狭い帯域のプラチナバンドに満足せずもっとよこせ、既存キャリアは差し出せ、と言い出さないようにおとなしくさせたい意図もあるんでは。

KDDI直契約の場合はBand 18に限らず、Band 1やら3などにもつながってキャリアアグリゲーションで高速通信をしたり、本来はUQ WiMAXであるBand 41、あるいは新しい機種なら5Gにもつながるわけで、楽天に貸すのはその一部にすぎない(それも地域が限られる)そのため通信速度面ではあまりありがたみはなく、楽天本来の電波が来るならそのほうが速いはず。

KDDIローミングがBand 18に限られるとそこだけが混みやすい恐れもあり、auUQ、povoのユーザーがとばっちりをうける恐れもあるがその点は対策されてるのだろうか。いや対策してるから楽天への貸し出しを強化するのだろうけど。KDDIは昨年大規模な障害を起こしたから通信品質に関することは慎重に判断するだろうし。5Gへの移行が進んで4Gに余裕が出てくるのをおそらく見越してるのだろうけど。

KDDIローミングが全国どこでもということはなく、良くて2020年の楽天モバイルスタート時くらい、悪くて今春の状態が数年維持されるくらい?

携帯の通信エリアは人口カバー率90%くらいまではトントンと行ってもそこからは費用対効果が悪く、楽天もそこで苦しんでるわけで地方と都心の隙間はKDDIにまかせ、自社はまだ少し残ってるまとまった面積の地域を埋めるくらいになるのかな。山間部とか放棄しそう。

これで楽天モバイルはメイン回線として1本だけ持つというにはまだ心もとないけど、サブとして、あるいはモバイルルーター的な用途には価格と質のバランスの良いものとなる。個人的には現在はLINEMOの20GBプランで満足だが3GBのプランに落として楽天モバイルとデュアルSIM運用にしてもいいかなと思ったり。楽天モバイルは無料時に一時期デュアルSIMで使ったが、その時もサブ回線としてなら問題なかったし。さてどうしようかなあ。

LINEMOに出戻る

2021年春にワイモバイルからドコモのahamoにMNPし、その翌年にLINEMOにMNP、その翌年(昨年秋)再びahamoにMNPし、その4か月後の今日またLINEMOにMNPした。

これまではMNPでポイントもらうという目的もあり、今回もそれはあるのだが(14000円分のPayPay)最大の理由はこのところのドコモの通信の悪さ。

ドコモの通信の悪さには(少なくとも)3種類あって一つは屋内の浸透の悪さ。ビルの奥とかトイレとか、お店の奥の通信品質が悪い。次に都市中心部での通信の混雑によるもの、もう1つが5Gの中途半端さによるもの。

ソフトバンクKDDIはといえば、満点はつけられないにしてもここまでひどくない。特にソフトバンクは職場では一番よい。

あとドコモのデメリットとしてはdアカウントの認証によるもので、セキュリティのためとはいえ頻繁に認証を求められあまり操作性が良くないのと回線紐づけがある場合とない場合でも動作が異なり、回線に紐づいているととかえってややこしいことになる。

ahamoを使って120日ほど(中3ヵ月)で、まあ即解のブラックリスト入りはないとは思うけど、もしそうなっても痛手はないかなというくらいドコモへの信用がなくなっている。ドコモ電波の回線が必要ならOCNモバイルONEとかiij mioとか、かわりはあるわけだし。

今回のLINEMOへのMNPは下旬ということもあり郵送のいらないeSIMにした。eSIMはセキュリティ面もあり(遠隔での乗っ取り防止)楽天以外の大手キャリアでは使い勝手の良さはないもののLINEMOはまあそれなりに自由に他の機器への載せ替えもできるようだしあまり問題はないかと思った。それに今はiPhoneで常用端末が固定して、あまり載せ替えもしないし。使用するiPhone 13 Proは主回線、副回線ともにeSIMでも可能。(その前の世代はどちらかが物理SIMである必要がある。)

夜19時過ぎにLINEMOにMNPで申し込んだがその日のうちの開通はならず翌日10時過ぎにeSIMダウンロードできますのメールがきた。

eSIM用のアプリもあるようだしここは楽勝で回線切り替え・・・と思ったがアクティベートがすんなり通らず何度もやりなおしたり再起動したりで試行錯誤したがいつのまにか切り替わり無事開通した。アプリ使わず手動で切り替えたほうが良かったかも?

これでLINEMOのソフトバンク回線とpovo2.0のKDDI回線のデュアルで使っていく。次の新機種iPhone 15シリーズの頃までにeSIMクイック転送に対応してくれてたら良いのだが。