UQ mobile 新料金プラン登場

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UQ mobileがほぼ2年ぶりに新料金プランを発表した。

これまでのくりこしプランはなかなかよくできていて、あまり無駄になるところがなく料金を払うのに納得感が高そうなプランだった。いや、契約してるわけではないのだけど。

今度は「コミコミプラン」は良いのだが「トクトクプラン」と「ミニミニプラン」が意味不明で、自宅で指定の光回線かケーブルテレビまたはWiMAXとセットとか家族とのセットでない限り全く意味のないプランである。割引が満額適用されてようやく検討の余地があるというもの。

また25GB以上のプランもなくなり、そのへんはもうauの使い放題MAXに誘導したいのだろう。

明らかに「コミコミプラン」が本命で「トクトクプラン」「ミニミニプラン」はあまり熱心に推すことはないのだろう。

コミコミプランは対楽天モバイルとワイモバイルとahamoを兼ねたようなプランで、それらと戦う上ではまあよくできたプランではある。

楽天モバイルとしては同額で、使用可能な「ギガ」は楽天は無制限なのに対しUQは20GBと差がある。とはいえ20GB以内におさまるなら快適に使えるのは確実にUQなので同額という強気な値段で勝負できるわけである。

対ワイモバイルとしては今までは500円ほど(ワイモバイルのシンプルMとくりこしプランMの比較)UQが安かったのだがコミコミプランはワイモバイルのシンプルMと同額になる。ただUQのほうが5GB多くて10分以内の話し放題もついてるのでUQに価格競争力はあるだろう。

対ahamoとしてもUQが若干高いが話し放題の時間が10分か5分かの違いがあるしahamoでは金を積んでもつけられない留守電もあるのでこれもUQに価格競争力はある。それに今のドコモはahamoも含めてネットワーク品質がガタ落ちなのでここも強気に出れる。

従来のくりこしプランにあった節約モードがコミコミプランにはないという違いもある。

KDDIとしては節約派にはpovoを推奨し、UQは「コミコミプラン」中心に行くのだろう。そのpovoは365日以内に120GBが20,000円(MNPだと8000円分還元なので実質月1000円)というトッピングを期間限定で出した。これはその期間内に契約できるならUQの従来プラン以上の神プラン。これに限らずpovoはお得な期間限定トッピングが出ることがある。

MNPワンストップ化もあるのでワイモバイルやahamoも対抗するかもしれないけど、「UQが実質値上げするならうちも」と、2021年の値下げ合戦とは真逆の動きがあるかもしれない。