2024年春JRダイヤ改正雑感その2

今回のダイヤ改正の目玉、北陸新幹線関連。

8月の概要発表時に本数は判明していたため特に驚きはない。いや8月の発表時にはあまりにおとなしいダイヤであることに驚いたけど。

サンダーバードしらさぎの全車指定席化は時代の流れだし、敦賀での座席争奪戦も回避できるが、詰め込みがきかないということでもあり、本当に運び切れるのか?という心配がある。立席特急券の発行ははやぶさ、こまち、かがやき並に臨機応変に行われるのだろうか。もしサンダーバードしらさぎともにフル増結して立客も多数となると今度はつるぎで運びきれないということにもなる。臨時列車がどの程度走るのかが肝心なところだがそれが発表されていない。

ところどころサンダーバード単独接続なのに敦賀の乗り換え時間が長いパターンがあり、そこに臨時サンダーバードが続行で走って2本受けするのかとも思ったがそうなるとつるぎで運びきれない(しらさぎ同様6両程度なら乗れるが)

敦賀での接続は1本のつるぎでサンダーバードしらさぎ両方を受けるためどちらかは接続で待たされることになる。在来線下り(新幹線上り)方面はおおむねサンダーバード優先だが逆はしらさぎ優先のパターンも多い。このため最短8分では済まず乗り換え時間が長くなることがある。

新幹線が部分開業でリレー特急と接続するのはこれまでにも2011年までの「つばめ」や現在の「かもめ」もあるが、それらは方向が1つなのでやりやすかったが敦賀では2方向に分かれているため複雑になってしまう。

新幹線側ははくたか、かがやきもあり、そちらへの乗り換えも可能。10分代での接続パターンもあり、関西と長野方面の利用は便利になる。

サンダーバード湖西線の比良おろしの強風でたびたび米原経由の迂回運転となり遅れることがある。その際は「つるぎ」は極力待ってくれるとの報道もあった(会見で発言があったのだろう)そうなるとしらさぎからの接続の人は待ちぼうけなのか?もし「はくたか」や「かがやき」のほうが先に出るなら変更してもらえるのだろうか?

ダイヤの発表はあったもののそれは想定通りで、発表されてないところに肝心なことが含まれるので、もやもやが残る発表であった。