ダビスタ Switch プレイ中

スーパーファミコンやプレステ(初代)でプレーして、大変はまったダービースタリオンの新作がSwitchで出るというので昨年から注目していた。ところがあまり完成度が高くなく不評なようで見送っていたのだが3月のアップデートでかなり改善したようなのでやってみた。

アップデート前から、ゲームのロードが遅いとか直線で前が詰まるというのが不評だったみたいだったが、アップデートでどうなったかというと・・・あまり良くなっていない。前と比較したわけではないが前の不評そのまんまである。

以下、以前との比較は25年以上前のスーファミ版基準となる。2000年頃以降はしておらず、今回のSwitch版は久しぶり。

ロードに関しては昔なつかしのPCエンジンCD-ROM2でさえここまでひどくない。その時代を知る者でもいらつくのだから、まあ今の人は耐えられないだろうな。

そして最大の問題、直線で前が詰まるのはほんとどうしょうもない。レースにならない。よく言われる「反復横跳び」、それで空いてるところに移って差せればいいけど、たいてい前後左右をがっちりブロックされてどんなにいい末脚を持ってても馬群に沈む。避けるためには逃げるしかないが逃げても他にも逃げるのが多いとやはり前が詰まることがある。この仕様のおかげでライバルが負けてくれて勝つこともあるが失うほうがずっと多い。スーファミ版みたいにスタミナがなくてもスピードさえあれば直線勝負で長距離レースでも勝てる仕様が良いとも言わないがなんとかしてほしいところ。

今回は牧場施設の拡大が必要なので、賞金を稼いでもぜんぜん楽にならない。以前は初期は厳しくてもある程度G1勝てば金の使い道に困るくらい貯まったものだが今回のは常に破産の危機と背中合わせ。しかも上記のように勝てるレースを勝たせてもらえないから余計にたまらない。まあ本当に足りなくなったらセーブデータをコピーして馬券で増やせるのだが邪道感はある。(今回は馬券購入もミッションにあるので邪道ではないのだろうけど。)

良くなったところもあって、馬の調子の維持がしやすくなった。前は絶好調なのが1戦くらいで、その前後合わせて3戦くらいで調子を崩していたので、体が丈夫でも年間を通じた活躍はできなかったが、今回は結構長期間使える。毎月1回出走を1年以上続ける馬主孝行型の丈夫な馬もいて、資金繰りの厳しい今作においてはありがたい。

馬の故障も、小さい故障はよくあるが予後不良は減ったかな。まだ1回のみ。

そのかわり落鉄が多く、上記のような直線での詰まりとあわせて「本来の力をだせない」事象の発生確率が高くなりすぎてゲームバランス上ストレスを感じる要因となっている。

フルゲートの頭数とかレーシングプログラムはかなり本物の競馬に近くなったが、前が詰まるのを軽減するためにスーファミみたいに最大12頭でも良いのでは。まあ小頭数のレースでも詰まるときは詰まるのだが。ゲームなのだからある程度は簡略化や抽象化は必要と思う。

四半世紀の時間を経て、進化したのがグラフィックだけで中身がなんの進化もしておらずむしろ退化すら感じるほどで、ゲーム業界大丈夫かと不安になってしまった。

あと、超久しぶりにプレイした感想としては血統がかなり変わってきたのと、タイムが速くなってることか。上がり3Fのタイム、昔すごく速いと感じた33秒台が今だと普通に出て進化を感じる。