阪堺上町線芝生の新線に切り替え

道路の拡幅も含めればもう何年も前から行われている上町線の軌道移設工事が、ひとまず完成。この後は天王寺駅前停留所の従来の地下通路を新ホームにつなげる工事や、旧線跡地の道路化などが行われる。

また阿倍野の停留所も下り(住吉方面)はそれまでの線路と移設後の交わる付近のためホームの設置をあらかじめ準備しておくことができず、旧線の営業終了後に突貫で仮設ホームが設置された。ここは引き続き工事が行われる。

最終的には道路が拡幅され、あべの橋あべのハルカス)から南の渋滞はかなり緩和されると思われる。

f:id:hito:20161203124536j:plain

この芝生はその下は普通の鉄道路線のようにバラスト敷きで、その上にマット状の芝生が置かれたと思われる。(1日で芝生化していたので)撮影用なのか、一部の区画だけは早々と芝生が敷かれていたものの、南側が芝生化されたのは結構直前である。よく見たら初期に芝生化されたところとは生育状況が違う。

今後は芝生の手入れのために何か事業用車両(散水用や草刈り用など)が登場しないだろうかと楽しみもある。(鹿児島にはあるみたいだし)

天王寺駅前停留所は旧ホーム同様に単線だが2本縦列停車可能で、車両の順序を入れ替えたり、団体用貸し切り車両をあらかじめ待機させたりすることが可能となっている。初日も早速団体が入ってそのように運用しているのを目撃した。

新しい軌道は従来のより格段にしっかりしているため(芝生の下に枕木もある)乗り心地は旧線時代とは全然違う。