最近のandroidスマホ事情に触れてみたいと思い、安くて良いとの評判のP10 liteを買ってみた。
まず念のため店頭で見てからにしたが、廉価機種にありがちな液晶の発色の悪さなどがなく、細かいところまで素性の良さがあったので安心して購入。
ディスプレイ、カメラとも申し分ない。使用感は3年前のハイエンド機に相当するか、上回る面もある。
日本のガラケー由来の機能はなかったり見劣りする面もあるが、どのスマホにもある標準的な機能はよくこなれている。音楽はapple losslessも再生できるし、動画はたいていのものにハードウェアデコードが効く。システムユーティリティ的な機能もなかなか充実している。
イヤホン出力の音質は申し分ないが、ハイレゾは非対応っぽい。上位機種との差はそんなところにあるのか?
正直言ってP10三兄弟の一番下がこれとは恐ろしい。上位のP10はカメラが良いと言うけど、liteのも十分きれいなのだが。
3万円以下のこの機種に格安SIM刺して使うのはなかなかコストパフォーマンス良い組み合わせといえよう。格安SIMでは速度的なメリットはないが、一応キャリアアグリゲーションにも対応してるようだ。
ワイモバイルPHS新規終了
一部料金プランの受付停止とぼやかして書いているけど、実際はPHS新規受付終了ということ。いつかくるはずと思っていたのがついにきた。
新規受付および機種変更の停止というのは実際に電波が止まるより先んじて行われるのが常。W-VALUE SELECTという3年続く端末分割の制度が今年夏終了ということから、早くて2020年の夏には終わる可能性がある。
業務用に使われる(メーターの通信など)はまだ続くということなので、音声通話のサービスが終わっても局地的にサービスが続く可能性はあるが、全国音声ネットワークの終了はもって3年と考えたほうがよさそう。
2020年に終了とすれば、旧ウィルコムの経営再建から10年となる。まあ仮にソフトバンクに買われていなかったらもうとっくに(それこそ2010年には)終わっていたはずで、10年延命されたことを感謝しても恨むのは筋違いではないかと思うけど古くからのウィルコムユーザーはそういう理屈通じない人が多いんだよなあ。気持ちはわかるけど。
谷町線ダイヤ変更
終電の延長を除いて根本的なダイヤ改正が20年以上なかった谷町線のダイヤが大幅に変わることが発表された。1980年の八尾南延伸以来、文の里折り返しと八尾南まで走るのが交互というのは変わらなかったから、根本的には37年ぶりの大改正といえる。ただ、車両数や乗務員数が増えるわけではないから、日中の市内中心部区間は単純に減便となる。東住吉、平野、八尾、旭、守口地域のユーザーには朗報で、阿倍野や都島のユーザーには悲報となる。
トータルの所要時間が伸びるのを防止するため、千日前線や中央線の運転間隔も足並みそろえてほしいところ。
最近大阪の人口増減は都心回帰の傾向があるので、都心部分が減便で郊外部分が増便になるのは時代に逆行している気もするが、郊外部分もバランスよく発展させたいという意図があるなら市営交通としての役目の一つとして理解もできる。
スポーツも配信で見る時代
DAZNがドコモと提携し、ただでさえ安いのをさらに安くすると発表したらソフトバンクもスポナビライブを値下げとの発表。
昨年あたりから個人的にも「もうCSやCATVで専門チャンネル見る時代は終わりつつあり、配信にとってかわるのだろうか」と感じるようになってきていたのだが、放送にメリットがあるはずのスポーツにおいてもこう配信が充実してくるとCS(有料BSの一部も含む)やCATV(の専門チャンネル)は役目を終えつつあると言わざるを得ない。
自分の場合はワイモバイルユーザーのためスポナビライブが980円である。これ、CSなら比較的安めのチャンネル1つ分で、プロ野球なら10球団の主催試合が見れる。巨人と広島はないが巨人戦はBSでほぼやってる。こうなるとスカパーのプロ野球セットなんかも打撃を食うはずで、Jリーグ放映権を失ったところへダブルパンチである。もうCS(スカパー)の加入者が増えることはないのではないだろうか。他のジャンル(ドラマ、映画、アニメなど)はスポーツ以上に配信が強いし。解約しないにしてもチャンネル数は絞るであろう。パックのを選ぶ理由がほぼなくなってきているし。
ただ快適に配信を見るためにはHDMI接続のスティックなど、安くて安定動作、高画質の機器の普及が必要となる。まあFire TV StickやChromecastがあるのでこの面では心配なさそうだが。
大阪市営地下鉄でICOCA定期券
大阪市交通局|ICOCAおよびICOCA定期券を平成29年4月1日から発売開始します
一昨年予告されていた大阪市交通局におけるICOCA定期券が4/1からと発表された。ちょうど2区の値下げに合わせてきた。
今回はバス連絡定期券がないのは残念であるが、まずはこれで地下鉄のICカード利用者は爆発的に増えるであろう。
大阪市交通局の場合、マイスタイルやプレミアムといったPiTaPaの定額制割引であるとか、PiTaPaというだけで無条件に1割引になるとか、PiTaPa陣営の中ではもっとも力を入れており、ある程度の普及率にはなっていたものの、ライトユーザーまで含めた普及という点では壁に当たっており、ついにICOCA定期の導入となった。
このように割引サービスをいろいろ駆使しても普及はここまで、というのを大阪市交通局が示してしまったがために、他社も雪崩をうってICOCAに転ぶ。もはやPiTaPaの限界を認めないのは阪急阪神HD系列くらいとなってしまった。
阪急阪神HD系列各社は今回はスルッとKANSAIを名前を変えて延命するが、メーカーのサポートなどが終わるころにはICOCA陣営にならざるを得ないのではないか。