ついに自前電波版の楽天モバイルの料金が発表された。もっとも先着300万人は1年間無料なので実際にその料金が適用されるのは先のことである。おそらく1000~2000万人くらいユーザーがいないと採算はとれないだろうから300万人は通過点に過ぎない。旧ウィルコムの前身のDDIポケットがどん底だった時期のユーザー数が300万少し切ってたくらいなので、そこは早々にクリアするだろう。
料金は2980円ぽっきり。選択肢なし。ワイモバイルで一番安いスマホベーシックプランSより少し高いだけなので、まあ頑張ったと言えるだろう。もうこの先5G時代も見据えると小容量プランの需要はあまりないのかも。大手キャリアより安いが、今は端末代と通信量は完全に分けて考える時代(月々サポート的なもので相殺してあいまいにされない)であるからこの額でやっていけないことはないと思う。
楽天自前電波のまだないエリアではauにつながり、そのエリアの利用合計は2GBまで。これは全然足りないし割高である。都会でも地下鉄利用者はメイン利用は難しいであろう。(地下はauにつながる。)
ひとつ感心したのは専用アプリの楽天Linkを使えば通話だけでなくSMSも無料であるところ。これは他社も見習ってもらいたい。またそのアプリを使えば音声通話は他社回線利用時(DSDS端末とかWi-Fiとか)でも通話できるので自前電波の弱さを補えるかもしれない。
まあ個人的にはメイン番号にする気は全くないものの、無料なら1年使ってみてもいいかなというところ。
ここで他社がどう追従するか。ワイモバイルはプランR(Rakuten対抗用の名称と思われる)を2980円にして統一プランにしてきそうな気が。