Osaka Metro 連絡定期券IC化

大阪市交通局|地下鉄・バスIC連絡定期券等の発売開始について

大阪市交通局|ICカードによる連絡定期券の発売開始について

昨年以来大阪市営地下鉄単独でのICOCA定期は使えるようになったものの、ようやく民営化同日の4月1日より地下鉄バス連絡定期、バス単独定期、私鉄連絡定期もIC対応となる。

このリリースにある券面の画像に、昨日のOsaka Metroの愛称発表に匹敵するかそれ以上に大きい面もある情報が含まれている。

まず、券面に大阪地下鉄表記があること。昨年の朝日新聞報道で、券面に大阪地下鉄表記を使うことが交通局より示唆されており、その通りになったわけだが、これで「大阪メトロ」表記が使われる可能性はほぼなくなり、Osaka Metroまたは大阪地下鉄を状況に応じて使い分けることになるのではないか。昨日発表しなかったのはOsaka Metroより大阪地下鉄のほうが報道によって独り歩きするのを避けるためか?

そしてそれ以上に重要なのがバスが関係する定期の券面にある「大阪シティバス」の文字と「大阪シティバスの規則等で定める路線ではご利用になれません。」の文字。

大阪シティバスが市バスの路線運営を継承するのは周知のとおりだが、ここは一部営業所の市バスの運行受託以外に今でも自前でUSJIKEAへの路線を持っており、それは市バス全線定期券やPiTaPaのマイスタイル、敬老優待乗車証などの対象外であった。「大阪シティバスの規則等で定める路線」がそのことを示しているのは明らかである。なので、旧市バス事業とUSJIKEAへの路線の区別のために前者に何か愛称などが必要なのでは?と以前書いたのだがそれは見送られるようだ。手間的には後者に何か別の愛称つけるほうが楽とは思うけど、何か策はないのだろうか?また今後大阪シティバスが新規路線を設置する際に、旧市バスに準じた路線となるのか、IKEAUSJへの路線と同様の扱いになるのかは気になるところ。おそらく市からの補助とかも関係するので、自前でやる新規路線は旧市バスとは別扱いになることも出てくるのではないか?

【2019年11月追記】消費税増税のタイミングで、乗車券や定期券の券面も大阪地下鉄からOsaka Metro表記に変わったようである。