大阪市交通局では、これまでPiTaPaを中心にICカードの普及促進に取り組んでまいりましたが、導入からまもなく10年を迎えるにあたり、IC乗車券サービスを次のステージに進めるべく、新しく「ICカード戦略” Next Stage ”」をとりまとめました。
このICカード戦略に基づき、ご利用のお客さまの利便性向上とICカードの普及促進の観点から、ICOCAおよびICOCA定期券を発売します。?
「○○は次のステージに」的なフレーズはだいたい前のステージがあまりうまくいかなかったときに使われることが多いので、PiTaPaが失敗とは言えないまでももうこれ以上の広がりが期待できなくなったというのは否定できないところだろう。
PiTaPaはポストペイの利点を生かして割引サービスが取り入れやすいといっても、それゆえに毎月の支払いが締めてみないとわからないなど、切符を買うのとは違うわかりにくさがある。(マイスタイルなんて特に。)マイスタイルや区間指定割引の類は定期ではないため通勤費として認めてもらえない会社があるなど、SuicaやICOCAのようなプリペイド型(定期組み合わせ可能)に比べて普及が遅れた。
もともとチャージ機などの初期投資が少なくて済むため関西の私鉄陣営には負担が軽いということでポストペイになったようなので別に爆発的な普及の必要性はなかったのだろうがもう10年ほどたったし「次のステージ」を考えないといけない時期には来てしまったか。そうなるとあまり(ITや金融の)リテラシーの高くない人にも普及させないといけないのでプリペイド型も必要になってくる。