WX04S購入

発表されたときはあまり買う気ではなかったものの、今使っているWX01Kもだいぶんボロくなってきていること、MNPまでほぼ半年、弾をつくるにはいい時期かもということと(もう1台無料で旧機器を2台目化し、それを弾にする)で、WX04S iiroに機種変更することにした。

27500円キャッシュバックのWX04SHも気になったがスマホは他にも持ってるし、あくまでPHSは小さく軽くポケットで邪魔にならない機種が欲しいのでWX04Sにした。緊急地震速報やSMS対応を除けばWX01Kより大幅に退化することになるが使わない機能があっても仕方ない。

思えば今年は京ぽんAH-K3001V登場から10年。独自コンテンツの乏しいDDIポケット(これは今のソフトバンク傘下でのウィルコムも全く変わらないが)にとって、世の膨大なWebのコンテンツを利用できるフルブラウザ端末は希望に満ちたものであった。ところが今やそういう役目はスマホが果たし、PHSは音声通話とメール(これもメインの座は厳しい)だけできればいい、むしろ他の機能はいらないからその分小型、軽量、バッテリーが持つという路線を期待したい、と価値観が変わった。10年前の自分の考えからすれば想像できない。全く正反対に近い。

あとはBluetoothとおサイフがついていれば(これは小型機との相性がいいのでなんでつけてくれないのかと思う。)とは思うが、今の自分の用途にはWX04Sは合っている。

SIIPHS関連製品を買うのは32KbpsのPIAFSのときに使っていたデータ通信アダプタ(音声PHSにつないでつかうもの)以来で実質初である。不安もあったが発売以来悪評も伝わってこないので(いい評価もあまり見ないが)買ってみることにした。量販店では色によっては売り切れもあり、販売ランキングを見てもよく売れているようである。

色は白で、裏カバーは山手線風グリーンとライムの2枚買った。この裏蓋、もしかしたらSDカード割賦問題みたいな売り方されるのでは?との不安もあったが量販だと別途アクセサリ売り場のレジを案内され普通に現金精算となった。

通話とメールだけの機種なので特に使い勝手には不満はないが、ただ文字変換に関してはいままで使ってたWX01KのiWnnと比べて使いにくいと思う。変換候補の文字も小さくて見にくいし。(フォントも汚い)あとデコメ(HTMLメール)非対応なので、最近のメルマガなどはうまく表示されないかもしれない。またメールでtwitterを利用するサービス(twilやyabminなど)を使うならプレインテキストで送られるものを利用するか設定変更する必要がある。

全体的な印象は以前使っていたnine(W-SIM機の名機)からブラウザを抜いたような感じ。使ったことある人じゃないと伝わらないか。

別に解像度が低いとか(QVGAなのでそんなに悪いわけではない)ブラウザがないとかはいいのだけど、「メールはスマホよりガラケーだよね」という層の支持を得るにはテキストまわりはもう少し考えないといけないのでは。

3年払いであるが3年使い続けられる機種とは思えないので、1年後に5000円(+消費税)で機種変更できるあんしん保証サービスプラスもつけてる。(これは頭金免除のための半強制オプションでもある。)まあ1回くらいチャンスはあるだろう。その後はそもそも機種変更できる機種が出るのかどうか不安であるが。

(1週間後の追記)やはりフォントとIMEに不満。通話とメール特化はいいんだけど逆にテキスト周りはもうちょっと強化しないとなあ。メールで文字サイズを3段階選べるが標準も小も汚いので大を選ばざるを得ない。そうなると解像度低い分一覧性が落ちる。同じ解像度でもWX321Jや320T、nineは小さい文字でもフォントがきれいので解像度不足は感じなかった。