Android版NetFront

ACCESSがブラウザーを提供するのは米グーグルの基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した端末。利用者は無償でソフトをダウンロードできる。

アンドロイドが標準で備える閲覧ソフトはグーグルの検索機能と連動するため、他の玄関サイトにとっては自社サイトに利用者を誘導しにくい課題があった。ACCESSはソフトのライセンス収入に次ぐ新たな収入源を開拓、ヤフーは提携でスマートフォン分野での検索シェア拡大を図る。

ACCESSは欧米やアジアでも複数の地元ポータル(玄関)サイトと交渉中で、年内に同様の事業モデルの構築を目指す。

このほかACCESSは、文書ファイルを閲覧できるソフトなど3種類のソフトの提供を15日から始める。ソフトに広告を付加して無償で提供するが、文書閲覧アプリのみ広告のない有償版を用意する。

Androidがシェアを伸ばすとGoogle以外のポータルは商売あがったりなので、ACCESSと提携してGoogle依存度を下げにかかってきた。ACCESSとしてもスマートフォンが普及するにつれ市場が小さくなるから早急に進出の必要があった。

といってもWindows Mobileやらいわゆるガラケーと違ってAndroidの場合は標準装備のブラウザでも困ることは少ないし、また標準ブラウザのレンダリングエンジンを中にとりこんだアプリ形式のブラウザもいろいろある。余程何か優れた点がないと使ってもらうことは厳しいと思う。Operaでさえ苦戦している。