今夜、阪神タイガースが今季初の公式戦を行う本拠地・甲子園球場。阪神なんば線の開通で大阪東部や奈良方面からの観戦が便利になったが、試合終了後、観客向けに甲子園駅から運行する臨時電車は従来通り、大阪・梅田行きとなる。難波、奈良方面は尼崎駅で乗り換えとなるが、阪神電鉄は「甲子園駅から大量の観客を早く送り出すことが肝要。尼崎では隣のホームに難波・奈良方面の電車が止まっているので、ご利用を」と理解を求めている。
甲子園球場では、試合終了後、数万人の人波が徒歩五分ほどの甲子園駅へと押し寄せる。同駅では、駅員が改札からホームへの乗客の流れを調節し、程よい人数を送り込む。通常の電車に加え、臨時電車を効率よく運行することで、順調にいけば一時間ほどでさばけるという。
阪神電鉄によると、臨時電車は、球場が満員の場合、甲子園から梅田方面へ四本、三宮方面に二本を運行する。難波、奈良方面は臨時電車の運行はなく、梅田行きに乗り尼崎で乗り換えるように呼び掛ける。阪神なんば線の利用者のため、従来はノンストップだった梅田行き臨時電車を尼崎に停車させる。
甲子園駅からの奈良行き快速急行は平日は午後九時三分、土曜・休日が同八時九分が最終。それ以降は直通特急・特急か急行を利用の上、尼崎で乗り換えとなる。
阪神なんば線、近鉄線内直通となると後の回送が長距離となって結構経費かかるはず。また臨時列車とその折り返しの回送を含めて近鉄にダイヤの空きがあるのかどうかというと難しいところだと思う。梅田行きだけというのはやむをえないか。
また梅田に何台もある甲子園往復用券売機も大阪難波にはない。