BAUM買った

BAUMことWX341K買った。計画通りビックカメラで一括購入。10%ポイントゲット。店は空いていたけど、センターは混み合っているというよくわからん状態だった。すんなり開通はしたけれど。それにしてもW-VALUE SELECTのせいで店頭での説明時間がずいぶん長くなった。

さて、どんな機種でも購入直後は動作はサクサク感じるもので、BAUMもやはりサクサク動く。これがいつまで持続するかな?現状非常に動作は軽快。今までになかったレベルかも。

最近のウィルコムの流れとして「長いものに巻かれる」というのがある。絵文字への対応とか、赤外線が標準についたとかデコメが使えるようになったとか。その流れを受けて今度はFelicaに対応や、ブラウザやメーラーNetFront標準化などがある。BAUMやWX340Kの解像度が400x240になったのも送られてきた画像が見やすいようにということらしく、これも「長いものに巻かれる」政策の影響だろう。

コミュニケーションツールなのだから、あまりユーザーに恥をかかせるような製品ではいけないので、この流れは基本的には歓迎するべきものだろう。NetFrontは「PCサイト向けフルブラウザ」と考えるとOperaに比べて頼りないのだが(もともと出自がPDA向けであるがゆえに)、ケータイサイト向けブラウザとしてみると海外生まれのOperaに比べて日本のケータイサイトには合っているところもある。(いやサイトのほうが合わせているのだろうけど。)ブログや掲示板で声が大きいユーザーはPCサイト向けの能力を重要視して、NetFrontに否定的だけど、今のウィルコムの新規加入者層にとって大事なのはどっちかというとNetFront搭載もやむをえないのかなと思う。

で、そのNetFrontだけどWX321JWX320Tよりはパワーアップしているようで(ハード的なパワーアップの影響だろうけど)、今まで開けなかったサイト(早々にギブアップしていたサイト)も時間はかかりながらも開けるっぽい。メールも閲覧中や作成中でも受信している様子。(どういう条件で可能なのかはまだ見極められていないが。)読み込みさえすればスクロールは軽快。

RSSリーダーはなかなか便利。本文もフィードしてくれるサイトだと実質ケータイ向け変換としても役立つので、非常に見やすい。(広告画像も消えるし。)

W+infoも03のときは使う気にならなかったけど、これなら使ってもいいかなと思う。こういうのは本体に自然に溶け込まないと使えないものだな。

NetFront調教のコツは今までに書いたWX321JやWX320T向けが今なお役立つようで、UAWILLCOMにしたSmart-Fitモードがお勧め。今度はJavaScriptはオフにしなくても大丈夫かもしれない。(まあオンにしたところでどうせ何もできないからオフにしたほうが広告も減っていいかも。)

ただ、NetFront搭載といってもデータフォルダ管理などの部分はWX321JWX320Tなどとは違って今までの京セラのソフトウェアを踏襲しているようで(以前使っていたWX310Kを思い出して懐かしくなった)操作性はあまりよくない。そっちもNetFrontに丸投げにしてしまえばいいのに。たとえばカメラで撮った画像をリサイズして添付するなどはそれらの機種ほどには便利ではない。(リサイズはできるけど。)

フォントはアンチエイリアスのかかったなめらかなもの。ただ半角文字は少し細くて顔文字はあまりきれいじゃないかも。漢字やカナはきれい。フォントがきれいと実際の解像度以上に解像度が高く感じられる。

解像度と言えば縦に80px広がった効果は結構あって、メールで件名まで表示したら今までは3つしか表示されなかったけど、4件表示されるようになった。QVGAでつくった待ち受け画像は作り直しだな。

漢字の変換はiWnnで、Advanced Wnnよりはよくなったかも。サイトKでいくつかオプション辞書も配布されている。変換速度も(とりあえず今のところは)非常にサクサク。

動画はVAIO Content Exporterで、768kbpsのSimple Profileで作成したmp4がきれいに見れる。ある動画サイト(youtubeではない)で落としたH.264系のflvは見れることは見れたけどコマ落ちが激しい。(音は途切れず出力されるので、聞くにはいいけど。)

あと些細なことだけど、充電スタンドは本体が倒れても抜けないようになっている。nineのは横でドタバタしたら簡単に倒れてはずれていたので、こういう配慮はうれしい。(逆に言うとそういう気のきいたところがまるでなかったのが今までのウィルコムや京セラ。)

残念なところはBAUMの記念品類をもらえなかったところ。BAUM犬気になっていたのだが。2Gのmicro SDはもらえたけど。

電子マネーはまだ試せず。iD持ってるとEdyは必要ないし、Suicaはまだだし飛行機は乗らないし。

(追記)

(1年半後の追記 2010年10月)
もともと本体価格が高いかわりにW-VALUE SELECT割引が大きい機種だったけど、今はさらに増えて機種変時には2000円を超えている。(新モデルのPlemiumは除く)ポイント制度のある量販店で買うなら一括で払ってポイントをもらい、外部充電器でも買うのがおすすめ。そうすれば今なら新ウィルコム定額プランSで加入できるから、700円程度はパケットや通話に使っても相殺される(使わないともったいない状態)ので、毎月の支払いはユニバーサルサービス料の8円(+W-VALUE割引を超えた使用料)だけで済む。分割購入ならパケットや通話を使用料と分割料の差額分使わないとむしろ高くなる。

ブラウザは弱いので、「WebはAndroidとかiPhoneとかスマートフォンを使うから、通話やメール、電子マネー用に小さい機種が欲しい」というニーズには結構いいんじゃないかと。特にAndroid機はmicro USB充電の機種が多く、外部充電器やケーブルを兼用できる。今はWebはXperiaに移行したけどBAUMとの2台持ちの相性がよく、今でも手放せない存在。

(2010年12月追記)従来の半額のプランSの恒常化やだれとでも定額の影響か、上記のW-VALUE SELECT割引が減額される模様。高スペックな分、ARPUが高くなるのでW-VALUE割引を大きくしても回収できるというもくろみがうまくいかなかったのかも。