通信キャリア自らMVNOになる?

PHS専業のウィルコムはNTTドコモと組み、携帯電話回線を使う無線データ通信事業に参入する。既存の携帯会社から通信網を借りる「MVNO(仮想移動体通信事業者)」と呼ぶ手法を活用。最大で毎秒7.2メガ(メガは100万)ビットの高速サービスを競合他社より約2割安い料金で来春をメドに始める。携帯電話市場の頭打ち感が強まるなか、携帯各社は無線データ通信が次の成長市場になると期待している。ウィルコムとドコモの提携を機に同分野での合従連衡が加速しそうだ。

 自前の通信網を持つ携帯・PHS会社が競合他社の回線を借りて新事業に参入するのは初めて。設備投資負担を軽減できるMVNOの手法を通じた大手通信会社同士の提携が来年から始まる次世代高速無線通信などでも広がる可能性が高い。

逆にウィルコムが次世代PHSをドコモにMVNOで貸し出し、互いに使用料を相殺するというのもあるかも?