03とスケールメリット

しかし販売価格を上げるわけにはいかない。そこでウィルコムとシャープは、端末の生産数を増やし、スケールメリットによりコストを低下させることにした。これには、出荷台数を増やし、市場の成長に追いつこうというウィルコムの戦略も重なってくる。

こういう戦略になるとますます従来WX310Kなどを使用していたユーザーの市場と重複せざるを得なくなる。メールやブラウザなどが音声端末と同等の使い勝手があればそういう市場に対応するのも可能だけど、現状インストールされているものではもう全然ダメ。

また2年かけて端末代金を回収する販売方式が主流になったのだから、耐久性の向上も必要だし、またソフト的に可能な改善は継続的にケアすることも必要。