楽天モバイル開通

3月に申し込んでいた自前電波の楽天モバイルが予定通り4月8日に開通した。SIMカードは当日到着で、フライング使用はできなかった。

楽天が公式に認定している動作機種を持っていなかったのだが手持ちの機種で設定したところ、P20(Proでもliteでもない)はAPN設定のみで普通に使えRakuten Linkも使えた。(これが使えないと初期費用分のポイント還元が受けられない。)Pixel 3aはちょっと細工が必要だったがデータ通信することはできた。(細工の詳細は他の方のブログを探していただきたい。)iPhone 8 Plusは事前情報通りだめだった。

ただ、現在私の常用スマホiPhone 11 Proで、これはeSIMを使うことでデュアルSIMで使うことができる。物理SIMでのAndroidでの動作確認が済んだので、eSIMに切り替えてiPhoneの副回線を定位置にしようと思ったのだが、切り替えを申し込めるMy楽天モバイルがいつまでたっても使える状態にならなかった。開通後3晩かかりようやく本日eSIMへの切り替えができるようになった。手数料3000円。

切り替えは簡単で、QRコードを読んでどっちの回線を主回線、副回線にするか決めるだけ。また回線の表示もわかりやすく変えることができる。(仕事用、個人用など)

楽天回線は1年間無料だから使うので、データ専用の副回線として使い、メインは今まで通りワイモバイルを使う。思ったより楽天回線も使える様子なので(auへのローミングが効果的)ワイモバイルは今はプランMなのだがSにしても問題ないかもしれない。

楽天回線は大阪市内では屋外は自前電波でそこそこ頑張っていた。自宅も勤務先も電波は入った。地下やショッピングモールではauに切り替わる。もっともandroidだと電波測定アプリでそのへんが見れるのだがiPhoneに切り替えたので今後はわからないのだが。

月に5GB、超過しても1Mbps出るので実質無料で無限のauみたいなものである。これはeSIM手数料払ったとしてもスマホヲタとしては使わない手はない。サブで持ってるUQのデータ回線と役割がかぶるので、UQは解約を検討する。

それにしても今後他の格安SIM陣営は苦しくなるな。楽天のエリア不安を逆手にとって、予備としてドコモエリアで使えるSIMという用途を訴求するしかないかもしれない。楽天は今後自前基地が増えてauローミングが打ち切られた地域は逆に電波が悪くなる恐れがある。(10年前のソフトバンクのような状態)そこを狙うのである。あるいは2980円でも高いというライトユーザー向け。どっちにしても売り上げ的にはきついが。

Softbank 5G料金考

「SoftBank 5G」の商用サービスを3月27日に開始 | プレスリリース | ニュース | 企業・IR | ソフトバンク

ソフトバンクは5Gの料金を4Gのメリハリプランの1000円増しと発表した。ただし8月末までに加入した場合は2年間無料となっている。

携帯業界では実質値上げとなる新たな料金をつくった場合、しばらくは値上げ分が無料というキャンペーンがよくある。値上げに対する激変緩和策的な面もあるが、ライバル会社の対抗に対する様子見的なところもある。ライバル会社だって本音ではあまり安くしたくはないけど対抗上よそより高くなるのは避けたい。ライバルの対抗状況によって期間を延長したり、何かおまけをつけたりして値上げ感をやわらげる。そういうのを繰り返し、大手3社の料金プランはみな似たり寄ったりで高いプランばかりになってきた。

ソフトバンクが他社より早く5G料金を発表したのは他社に対して「あまり安くせずこれくらいの料金は頂戴しましょうや」と呼びかける意味もあるのだろう。おそらくドコモやauは似たような料金体系になるだろう。また楽天の発表後に実質値上げの料金を発表したということは、楽天はあまり眼中にないというのもわかる。

さて楽天はどうなのか。何しろ当分は5Gどころか4Gもおぼつかない状態なので、名目上の5G料金は設定しても実際の適用はかなり先で、キャンペーン扱いで当分無料または割引となろう。4Gの料金を2980円にしたのは5Gでは3980円くらいにするのを見越してという可能性もあるけど。

個人的にはソフトバンク本家の料金はどうでもいいので、気になるのはワイモバイルのほう。インタビュー記事ではまだ予定は未定ということだが、いずれはワイモバイルでも5G化する時期は来る。

楽天の2980円に対抗するとしてワイモバイルの値下げがあればその減収を補うためにワイモバイルでも5G料金を設定し値下げ分を相殺するというのも考えられる。そのためには楽天も5G料金が高くならないと対抗できないが。そのためにも今のうちから楽天を油断させる必要があるのかもしれない。

楽天モバイル料金発表

楽天モバイル

ついに自前電波版の楽天モバイルの料金が発表された。もっとも先着300万人は1年間無料なので実際にその料金が適用されるのは先のことである。おそらく1000~2000万人くらいユーザーがいないと採算はとれないだろうから300万人は通過点に過ぎない。旧ウィルコムの前身のDDIポケットどん底だった時期のユーザー数が300万少し切ってたくらいなので、そこは早々にクリアするだろう。

料金は2980円ぽっきり。選択肢なし。ワイモバイルで一番安いスマホベーシックプランSより少し高いだけなので、まあ頑張ったと言えるだろう。もうこの先5G時代も見据えると小容量プランの需要はあまりないのかも。大手キャリアより安いが、今は端末代と通信量は完全に分けて考える時代(月々サポート的なもので相殺してあいまいにされない)であるからこの額でやっていけないことはないと思う。

楽天自前電波のまだないエリアではauにつながり、そのエリアの利用合計は2GBまで。これは全然足りないし割高である。都会でも地下鉄利用者はメイン利用は難しいであろう。(地下はauにつながる。)

ひとつ感心したのは専用アプリの楽天Linkを使えば通話だけでなくSMSも無料であるところ。これは他社も見習ってもらいたい。またそのアプリを使えば音声通話は他社回線利用時(DSDS端末とかWi-Fiとか)でも通話できるので自前電波の弱さを補えるかもしれない。

まあ個人的にはメイン番号にする気は全くないものの、無料なら1年使ってみてもいいかなというところ。

ここで他社がどう追従するか。ワイモバイルはプランR(Rakuten対抗用の名称と思われる)を2980円にして統一プランにしてきそうな気が。

阪堺電気軌道新車導入計画

交通機関バリアフリー対策の取り組み状況を報告する「移動等円滑化取組計画書」を国交省に提出する期間が昨年末だったらしく、1月から2月にかけて各交通機関(鉄道、バス、航空など)が同計画書をサイトに掲出するようになってきた。

それにより、例えば阪神ではジェットカーの置き換え計画などが判明しており、鉄道趣味界でも要チェックの文書となっている。

さて、阪堺電気軌道であるがその計画書に「老朽化した車両をバリアフリー化された車両に順次更新し、2028 年度までに計 7 編成導入する予定。(既に低床式車両 3 編成導入済)」との記載があった。また「バリアフリー化対応した新型車両を 1 編成導入する(2019 年度)」ともある。

2019年度(あと2ヵ月もないが)に新車が入るのは、駅の掲示堺市のサイトなどで出ており、堺トラムタイプと思われる車両が入るようである。そのための寄付などの受付も昨年されていた。これにより既存の3編成とあわせてバリアフリー対応の車両が4本となる。つまり計7編成まであと3本である。

これまでの堺トラムは阪堺線堺市区間の活性化のために堺市の援助で導入されたものである。導入した時代が時代なのではじめからバリアフリー仕様である。今年入る1本も従来の3編成とまったく同一仕様かどうかは不明だが堺市の援助は出ているようである。

ただ、バリアフリーのためとなるとそれだけでは足りない。そもそも住吉-恵美須町間ではバリアフリー対応車が現状全く運用されていないので、そこにも入れる必要がある。現実はすぐに全部は無理なので計画を立てろ、ということが「移動等円滑化取組計画」であろう。

そうなると堺トラムのような堺市の補助で入れた車両を我孫子道恵美須町大阪市内で完結する系統に入れるわけにはいかず、自腹(100%自腹は無理なので補助金や寄付も使うと思うが)車両も必要になってくる。(恵美須町浜寺駅前直通系統を復活する手もあるが。)仕様も従来の堺トラム1001系と完全に同じではない少し廉価版みたいなものかもしれない。

また今後4編成(そのうち1編成は今年)新車が入ることで従来車の去就も気になるところ。まずモ161であるが、これは既に夏場は運用しない車両であり、もう戦力として計算には入っていないのではないか?貸切用に1両残し車齢100年を目指すかもしれないけど。そうなるとモ351あたりまでが置き換えの対象になる可能性がある。運転本数も今より減ることはあっても増えることはないわけだし。

阪堺線恵美須町移転

2020年2月より阪堺電気軌道阪堺線恵美須町停留所が移転することが発表された。

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かつては阪堺線だけでなく平野線からの直通もあり、また両線ともにあまり待つこともなく頻繁に運転されていたが今や阪堺線のみで、しかも日中は24分間隔というダイヤである。

ホームが短いことを除けば普通鉄道用の駅に匹敵する広い駅(停留所だけど)をもはや持て余しており、移転により構内は単線のコンパクトなターミナルとなる。ホームは構内の単線化で浮いた用地に設置される。移転リニューアルの理由に台風の影響やバリアフリーを挙げているが、実際はその前からこの地を何か開発するというのは親会社の南海の計画にもあるため、台風が来てなくともこうなったのであろう。

地下鉄の恵美須町からは遠くなるが乗り継ぐ需要はあまりないはず。必要なら新今宮駅前(旧南霞町)から動物園前でもよいわけだし。そもそも堺筋線天下茶屋に伸びて、松田町、北天下茶屋、聖天坂あたりの需要をごっそり食っているのが最近の阪堺線の低迷の要因の一つである。

新しいホームから堺筋通天閣寄り)への出入りができるようだがホームは線路を挟んで堺筋の反対側になる。おそらく発車するほうをポイントの直線側にし、停車する方を分岐側にするためにその配置になったものと思われる。ホームの構造は石津北や阿倍野等最近新設または改築された停留所とほぼ同様の近代的なつくり。ホームの長さは余裕ありそうなので、団体貸切が入る場合には天王寺駅前浜寺駅前同様縦列停車は可能と思われる。

意外と立派な駅舎らしき建物もあり、トイレは確実として乗務員の休憩所としての機能もあると思われる。(給湯や冷暖房の設備も見えたため。)また信号小屋らしきものも移設される模様。

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なお、この件と直接関係はないがほぼ同時進行で天神ノ森(正確には廃止になった宮ノ下停留所付近)にあったポイントが撤去されており、阪堺線の線路のスリム化が進んでいる。あまり採算が良くない路線のため、身軽な資産にしようということだろうか。メンテナンスを要する箇所を減らすというのもあるだろう。住吉公園の廃止も平面交差で複雑なポイントの整理というためでもある。

阪堺電気軌道は2016年に上記の住吉公園停留所が廃止となり、同年の末には上町線天王寺駅前が道路の拡幅工事に伴い移転した。また南海本線の高架化に伴い阪堺線浜寺駅前も移転の予定がある。こうしてみると阪堺電気軌道ターミナル駅は短期間の間に全て変化が生じることとなり、これもまた珍しいことかもしれない。

このところの利用低迷や減便のため、廃止が心配されることもある阪堺線の住吉以北であるが、設備に手を入れるということは今のところ具体的に廃止の動きはないはずである。

今年買ったもの

例年書いている、今年買ったPCやモバイル、AV関係の製品のまとめについて今年も書いてみる。今年は少ないな。

iPhone 11 Pro

この数年はAndroidをサブ、iPhoneをメインとしていて、2年に1度のペースで買い替えており、今年が買う年になった。iOS13は少しバグ多いもののこのところは落ち着いており、快適に使えている。端子をLightningでなくUSB-Cにしてほしかったけど、それ以外は特に不満なし。

Bluetooth イヤホン、スピーカーいろいろ

昨年中華Bluetoothイヤホンをいくつか買ったが今年もいろいろ買ってみた。いずれもハズレはなく、もう安いのを使い捨てで良いかなという感じ。スピーカーはテレビ視聴用に。テレビに光接続の送信機もつけた。

Pixel 3a

今年買ったAndroidスマホはこれ1台。余計な機能がないのは良いが、端末としての完成度はあまり高いとは思えず、少しチープな感じはする。それでいて決して安くもない。OPPOやまもなく参入のXiaomiなどのほうが良いのではないか。

PayPay還元率を少しでも上げる

当初は3%だったPayPayの還元率がこのところ1.5%に下がっている。LINEとヤフー・ソフトバンクとの統合でライバルが一つ減り、残りは弱いのばかりになったから、もう還元率が良くなることはないであろう。

このPayPayの還元率を少しでも良くする方法として、ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払いという手がある。

私が使ってるのはワイモバイルまとめて支払いであるが、これによりPayPayへのチャージにもクレジットカードのポイントがつき、PayPay使用時のポイントとの二重取りになっていることが明細上で確認できた。どのクレジットカードでもポイントがつくのか、あるいは今後改悪されることがあるのかどうかはわからないが現状VIEWカードにおいてはポイントついている。

PayPayにヤフーカード以外のクレジットカードで直接チャージした場合はポイントが不利なのだが、ワイモバイルまたはソフトバンク通すと逆に有利になる。これだけのためにワイモバイル契約を維持する理由になりそうな感じ。