ウィルコムがソフトバンク傘下に

会社更生手続き中のPHS会社、ウィルコムは14日に東京地裁に提出する更生計画案の概要を固めた。更生会社の社長にソフトバンク取締役でソフトバンクモバイル副社長兼最高執行責任者(COO)の宮内謙(60)氏を送る。余剰人員が出た場合はソフトバンクグループが引き受ける。ソフトバンク主導で早期の再建を目指す。

まずは販売体制の再編から着手するんだろうけど、ウィルコムショップでソフトバンク端末を売ったり、逆にソフトバンクショップでウィルコム端末を売ったり、あるいは顧客管理システムやら物流を統合したり、そのへんはやりそう。というかやらねば生き残れないよな。

PHS音声事業に関しては従来通り以外にソフトバンク3Gとのデュアル端末化、2台以上持ちするのに便利な小型端末のソフトバンク3Gユーザーへの斡旋が考えられるけど、デュアル端末は現状はHybrid W-ZERO3しかない状況で、開発にも時間がかかるだろうし、端末のコストも単体よりかかる。現実的なのは小型端末の斡旋で、おそらくストラップフォンのプロジェクトが急に動き出したのはそのへんなのかなと推察。逆にウィルコムユーザーに対してのiPhoneやDesireの斡旋もありそう。

今のウィルコム端末の絵文字はドコモと同じだけど、今後の機種(出るのか?)はソフトバンク同様のフォントになるのかな。(現行機もフォントを差し替えたら可能かもしれないが。)コンテンツの統合もありえるか。今もモバイルYahoo!が公式サイトになっているのでハードルは低そう。

とりあえずは無線LANスポットをウィルコムユーザーにも開放してほしいところ。

心配なのは基地局削減で、今後老朽化、故障した基地は置き換えずそのまま撤去だろうし元気な基地局もどうなるかわからん。アップデートで電波がよく飛ぶから大丈夫みたいに言っているけど、その発言から1ヶ月たってもなんの変化も感じないのだが進んでいるのか?

社名はどうなるんだろう。再建会社で借金のあるうちは本体への悪印象を与えないために現状の社名のままかもしれないけど、再建が成功しても、しなくてもそのときに消滅するのだろうな。長くてあと数年と思っておくことにする。