谷町線ダイヤ変更

大阪市交通局|市営地下鉄谷町線のダイヤ改正を行います

終電の延長を除いて根本的なダイヤ改正が20年以上なかった谷町線のダイヤが大幅に変わることが発表された。1980年の八尾南延伸以来、文の里折り返しと八尾南まで走るのが交互というのは変わらなかったから、根本的には37年ぶりの大改正といえる。ただ、車両数や乗務員数が増えるわけではないから、日中の市内中心部区間は単純に減便となる。東住吉、平野、八尾、旭、守口地域のユーザーには朗報で、阿倍野や都島のユーザーには悲報となる。

トータルの所要時間が伸びるのを防止するため、千日前線や中央線の運転間隔も足並みそろえてほしいところ。

最近大阪の人口増減は都心回帰の傾向があるので、都心部分が減便で郊外部分が増便になるのは時代に逆行している気もするが、郊外部分もバランスよく発展させたいという意図があるなら市営交通としての役目の一つとして理解もできる。

スポーツも配信で見る時代

www.softbank.jp

DAZNがドコモと提携し、ただでさえ安いのをさらに安くすると発表したらソフトバンクスポナビライブを値下げとの発表。

昨年あたりから個人的にも「もうCSやCATVで専門チャンネル見る時代は終わりつつあり、配信にとってかわるのだろうか」と感じるようになってきていたのだが、放送にメリットがあるはずのスポーツにおいてもこう配信が充実してくるとCS(有料BSの一部も含む)やCATV(の専門チャンネル)は役目を終えつつあると言わざるを得ない。

自分の場合はワイモバイルユーザーのためスポナビライブが980円である。これ、CSなら比較的安めのチャンネル1つ分で、プロ野球なら10球団の主催試合が見れる。巨人と広島はないが巨人戦はBSでほぼやってる。こうなるとスカパーのプロ野球セットなんかも打撃を食うはずで、Jリーグ放映権を失ったところへダブルパンチである。もうCS(スカパー)の加入者が増えることはないのではないだろうか。他のジャンル(ドラマ、映画、アニメなど)はスポーツ以上に配信が強いし。解約しないにしてもチャンネル数は絞るであろう。パックのを選ぶ理由がほぼなくなってきているし。

ただ快適に配信を見るためにはHDMI接続のスティックなど、安くて安定動作、高画質の機器の普及が必要となる。まあFire TV StickやChromecastがあるのでこの面では心配なさそうだが。

大阪市営地下鉄でICOCA定期券

大阪市交通局|ICOCAおよびICOCA定期券を平成29年4月1日から発売開始します

一昨年予告されていた大阪市交通局におけるICOCA定期券が4/1からと発表された。ちょうど2区の値下げに合わせてきた。

今回はバス連絡定期券がないのは残念であるが、まずはこれで地下鉄のICカード利用者は爆発的に増えるであろう。

大阪市交通局の場合、マイスタイルやプレミアムといったPiTaPaの定額制割引であるとか、PiTaPaというだけで無条件に1割引になるとか、PiTaPa陣営の中ではもっとも力を入れており、ある程度の普及率にはなっていたものの、ライトユーザーまで含めた普及という点では壁に当たっており、ついにICOCA定期の導入となった。

このように割引サービスをいろいろ駆使しても普及はここまで、というのを大阪市交通局が示してしまったがために、他社も雪崩をうってICOCAに転ぶ。もはやPiTaPaの限界を認めないのは阪急阪神HD系列くらいとなってしまった。

阪急阪神HD系列各社は今回はスルッとKANSAIを名前を変えて延命するが、メーカーのサポートなどが終わるころにはICOCA陣営にならざるを得ないのではないか。

大阪環状線に323系デビュー

初日に乗りに行き、京橋からの初列車に乗ってみた。

大変乗り心地がよく、103系とは雲泥の差。あまり性能は必要ない大阪環状線専用ということで、快適性にパラメーターを全振りした感があるが、間違っていない感じ。

3ドアであることでの乗り降りのスムーズさは気になるがすでに日中は快速の221系や223、225系が目立つ路線で、あまり問題にもならないのではないか。鶴橋、京橋、新今宮での私鉄からの流入が最近の少子化や都心回帰の影響で減る一方なので、一時的に混み合うことはあっても長期的には解消するはず。(それはそれで残念なことではあるけど。)

今年買ったもの

毎年書いてるその年買ったPCや周辺機器、モバイル機器、映像機器などの1年間のレビュー、今年も書いてみる。

購入直後に何も書いていないので、今回が初レビューになるものもある。

KJ-32W700C

32インチでフルHD解像度の機種がこれくらいしかない。4Kも関心はあったが置き場もないし(最小でも40インチ)この機種しか選択肢がなかった。

フルHDのおかげでPC接続時のディスプレイとしても使いやすい。

今どきのテレビは皆そうだが、主要な動画配信サービスに対応している。最近のアップデートでスポーツ界の黒船daznにも対応した。(加入はしてないけど。)amazonプライムビデオなんか見るにはとても便利だし、結構画質音質いい。以前は動画配信なんてまだBSやCS、CATVなどの有料放送にはかなわないのではと思っていたが今年はその認識を改めることになった。ジャンルによってはもう有料放送を超えているのではないかと思う。

iPhone SE

大きいのはiPad mini4で間に合ってるので、あえて小さいのを選択。SIMフリー版にワイモバイルSIMを刺して問題なく使えている。7シリーズみたいにSuica対応していたら言うことないんだが。Suica対応のSEの後継は出るのだろうか。

DIGA DMR-BRX2020

全録レコ。主にニュースを後から見るのに使用。朝や夕方のローカルニュースで鉄道ネタなどよくあるので、報道発表があった日などニュースを見返してみるのにとても便利。

Power Shot G7X mk2

今まで4年使ったRX100の価格上の後継機種が出ないので(高いのばかり出ている)価格が手頃な高級コンパクト機として購入。RX100よりやや大きいけど使いやすいし写りも好み。Wi-Fiでのスマホへの転送はもはや当たり前のようについている機能だが便利。

Fire TV Stick

上記のテレビで主要な動画は見れるものの対応していないのもあるし、またこれをカスタマイズすることでスマートテレビっぽいことができそうなのでAbema TV対応記念で安かったときに買ってみた。実際androidアプリもさほど難なくインストールことができるので、なかなか面白い。数年前の機種でまだまだ使えるけど、最近のネットサービス非対応というテレビを持っている人にはおすすめしたい。

MDR-XB70BT

Bluetoothアダプタ一体型のイヤホン。本当はイヤホンと分離のものがよいのだが、最近は一体型ばかりなのでやむを得ない。

AAC対応の場合、最近のiOSでは曲の頭が乱れるなどの不具合があったのだが、この機種はAAC対応ながらその不具合がない。Bluetooth 4.1対応なのでiPhoneの上部に電池残量も表示される。iPhoneで使うにはなかなか理想的なのだが、一体型はやはりなじめない。イヤホン分離型出してほしい。

 

阪堺上町線芝生の新線に切り替え

道路の拡幅も含めればもう何年も前から行われている上町線の軌道移設工事が、ひとまず完成。この後は天王寺駅前停留所の従来の地下通路を新ホームにつなげる工事や、旧線跡地の道路化などが行われる。

また阿倍野の停留所も下り(住吉方面)はそれまでの線路と移設後の交わる付近のためホームの設置をあらかじめ準備しておくことができず、旧線の営業終了後に突貫で仮設ホームが設置された。ここは引き続き工事が行われる。

最終的には道路が拡幅され、あべの橋あべのハルカス)から南の渋滞はかなり緩和されると思われる。

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この芝生はその下は普通の鉄道路線のようにバラスト敷きで、その上にマット状の芝生が置かれたと思われる。(1日で芝生化していたので)撮影用なのか、一部の区画だけは早々と芝生が敷かれていたものの、南側が芝生化されたのは結構直前である。よく見たら初期に芝生化されたところとは生育状況が違う。

今後は芝生の手入れのために何か事業用車両(散水用や草刈り用など)が登場しないだろうかと楽しみもある。(鹿児島にはあるみたいだし)

天王寺駅前停留所は旧ホーム同様に単線だが2本縦列停車可能で、車両の順序を入れ替えたり、団体用貸し切り車両をあらかじめ待機させたりすることが可能となっている。初日も早速団体が入ってそのように運用しているのを目撃した。

新しい軌道は従来のより格段にしっかりしているため(芝生の下に枕木もある)乗り心地は旧線時代とは全然違う。

なにわ筋線と関空アクセス

10月末くらいからなにわ筋線に関して、新聞やローカルニュースの話題になることが増えてきた。

それを元にしたこの記事より。

www.itmedia.co.jp

新聞報道によれば、南海とJR西日本による「共同運行」という言葉が出てくる。これが何を意味するのか?記事によっては「はるか」は阪和線から撤退し、南海ルートに移ると解釈できるものもある。京成のスカイライナーが北総経由になったのと似ている。

「共同」とはどういうことか?JR西日本が南海上での第二種鉄道事業者となって運行することなのか、逆に南海がなにわ筋線の第二種鉄道事業者となり、梅田北または新大阪まで自主運行での乗り入れを果たすのか、そこまで踏み込まず単なる相互乗り入れなのか。それぞれ自社が有利になりたいけど負担はしたくないというのもあり、事業スキームの決定は簡単ではなさそう。

なにわ筋線開業後は上記の記事のように南海ルートが有利となり、速度を争う特急がわざわざ遠回りの阪和線を通るのは不利なだけである。天王寺から利用できるといっても需要は限定的だし、快速のエリアである(快速は阪和線に残ると思う)かといってJR西日本としては自社の線路を走るほうが売り上げ的には有利であるし、南海ルートを仮に通ることができたとしても運賃や特急料金総取りというわけにはいかず南海と分け合う必要がある。南海は南海で、難波(地下)以北打ち切り計算となると運賃面でJRより不利になる可能性もあり、なにわ筋線での第二種事業者としての営業は譲れないところ。

ただ、上記の記事のように、仮に阪和線から「はるか」が消えたとしてもその分の枠が他の快速やくろしおに利用されるのは期待薄だよなあ。ダイヤが規則正しくなれば上出来。